小さな子供がいると、ソファ選びは慎重になりますよね。子供にとってソファは、時に危険な存在でもあります。
子供は、大人の想像を超えた遊びを生み出すのが得意です。そのため、家庭内事故は普段は気づかないところが原因で起きます。
そこで今回は、元インテリアショップ販売員の編集部メンバーが、子供がいる場合のソファ選びについて紹介していきます。
目次
子供がいると、ソファのこんなところが気になります!
フカフカしたソファは、それだけでも子供にとっていい遊び場です。
「気持ちいい〜」と頬をソファにくっつけたり、触ったりして遊んでいるうちは可愛いのですが、慣れてくると次第に遊び方もエスカレート。
まずは、ソファと子供にまつわる問題点や心配な点をご紹介します。
ソファの事故ナンバー1は転落
子供がソファで起こす事故のうち最も多いのが転落です。
例えば、ソファの上で飛び跳ねていて誤って転倒、お昼寝をさせていたら寝返りをうった拍子に転倒、背もたれの上によじ登ろうとしてソファごとひっくり返り転倒・・・・・・など、想像するだけでも恐ろしい事故が起きてしまうんです。
背もたれに登るだなんて、あまり大人は想像できませんよね。
ジュースや食べ物で汚れる
ジュースや食べ物をこぼしてしまい、ソファが汚れることもあります。
注意していても、親の見ていないところで飲んだり食べたりすることも。
また、汚れた手でそのままソファを触ったりしてもソファに汚れが移ってしまうんです。
トランポリン代わりになってしまう
弾力があってフカフカしているソファは、トランポリン代わりになってしまいます。
ソファの座面にはスプリングが入っていることが多いので、ジャンプして遊ぶと楽しいんです。
少しくらいならよいですが、毎日のように飛び跳ねていると、木枠が歪んだり折れたりする原因にもなりますし、スプリングやウレタンの性能も落ちてしまいます。
子供がいる家の安全・安心なソファの選び方
子供がいる家庭でソファを購入するなら、上記のようなことが日常的に起こると考え、次のことに注意しながらソファを選びましょう。
1生地はファブリック以外を選ぶ
ソファの生地は、汚れやすく破れやすいファブリックを避けて、本革か合皮を選びましょう。
合皮なら水拭きも気軽にできます。
しかし、あまり飛び跳ねすぎると合皮でもヒビが入ったような裂け目ができてしまいます。
2ソファカバーの使用は避ける
子供が歩けるようになったら、ソファカバーの使用はやめておきましょう。
ソファカバーでソファの汚れをカバーしているつもりでも、子供はカバーとソファの間に入りたがるもの。
カバーがあるおかげで遊びが一層楽しくなってしまうなんて本末転倒ですよね。
また、ソファカバーの中に入って遊ぶと窒息などの事故にもつながります。
ソファは最悪買い換えれば済みますが、子供はそうはいきません。
汚れも気になるところですが、ある程度は割り切ることも必要なのかもしれません。
3ロータイプが安全
子供が転げ落ちないよう、ソファはできるだけロータイプのものがおすすめです。
ホコリが溜まりにくく、おもちゃが入っていかない直置きタイプでもいいかもしれません。
ロータイプのソファなら、万一座面から転倒しても大怪我にはならない可能性が高くなります。
また、ソファがひっくり返ってしまわないよう壁付けしておくことも大切です。
4固めのソファ、フカフカしすぎないソファにする
跳ね返りのないソファだと、あまり面白くないので子供は飛び跳ねなくなります。
少し固めのソファを選び、フカフカしすぎないタイプのソファを選ぶのがおすすめです。
いかがでしたか? 子供がいると何かと注意しなければいけない点が多くなりますが、家庭内事故を起こさないためにもソファ選びは慎重に。
子供が大きくなってから自分の気に入ったソファを購入するつもりでいたほうが、気が楽かもしれませんね。