お気に入りのソファを置いたら、そのソファにぴったりなリビングテーブルが欲しくなりますよね。
今、いろんなショップや通販サイトで、リビングテーブルを探している最中という方もいるのでは?
ソファ選びも種類が多くて大変ですが、ソファ同様リビングテーブルの種類も豊富です。
形や高さ、材質、塗装など、ソファとはまた違う視点で探す必要がありますよね。
でも、種類が多いわりにはどんな風に選んだらよいのか、教えてくれる人ってあまりいませんよね?
特にネットショップでは、ソファの選び方を教えてくれる記事はあっても、リビングテーブルの選び方まで教えてくれる親切なサイトって少ないのが現状なんです。
そこで今回は、元インテリアショップ販売員の編集部スタッフが、リビングテーブルの選び方を丁寧に解説することに。
リビングテーブルの購入を検討されている方の参考になれば嬉しいです!
リビングテーブルはソファの使い方で考えよう
まずリビングテーブルを選ぶ上で重要なのは、ソファの使い方です。
1日のうち、どれくらいの時間をソファで過ごすのか、ソファの側で飲食をする回数はどのくらいなのか、ソファの側で作業をすることがあるのかをまず考えてみてください。
あとは、子どもがいるかどうかも重要です。
例えば、ソファの側で飲食をする回数が多いなら、汚れやすい材質のものを避け、手入れのしやすい塗装や材質のものを選ぶほうがいいでしょう。
例えば無垢材のオイルフィニッシュ塗装のテーブルは、無垢材にしか出せない表情が魅力ですが、熱いカップやお皿を置いたり、グラスの水滴がついたりすると、白いシミができることもあります。
傷もつきやすく、使っているうちにテーブル表面に小さな凹凸ができます。
オイルフィニッシュなのでヤスリをかければまた綺麗になりますが、それって結構な手間ですよね。
また、リビングテーブルの高さにも注意しましょう。
ソファに座ったまま食べるなら高めのテーブルでもよいですが、床に座って食べるなら、ソファの高さに合わせてテーブルを選ぶと、高すぎてしまい不自然な格好で食事をすることになります。
小さな子どもがいる家庭なら、安全性を考えてガラス製のテーブルは避けたほうがよいですし、マジックやボールペンで落書きをされても汚れが落としやすい材質や塗装のものを選んだほうがよいでしょう。
リビングテーブルの種類とは?
テーブルの「材質」
リビングテーブルの材質は、大きく分けると「木」か「ガラス」のどちらであることが圧倒的です。
「木」のテーブルの場合、質感の違いはほとんど塗装方法の違いです。
「木」のテーブルは、塗装方法が違うことで使い勝手が大きく異なりますが、木目があったほうがいい、温かみのある雰囲気がよいのなら「木」がおすすめです。
一方「ガラス」のテーブルは、透明なので部屋が広く見え、おしゃれ度が高いという反面、そのままでは傷がつきやすく、子どもがいると危険なことも。
「ガラス」テーブルを選ぶなら、購入時に透明なビニールマットを同じサイズで作り、保護しておくほうが長い間綺麗に使えます。
テーブルの「塗装」
「木」のテーブルの塗装方法は何種類もありますが、一般的なのは「ウレタン塗装」「オイルフィニッシュ」「UV塗装」の3種類です。
「ウレタン塗装」は、光沢のある見た目が特徴で、触るとツルツルしています。
ウレタン塗装は水に強く、耐久性もオイルフィニッシュに比べると高いです。
食事をするテーブルなら、水拭きが気軽にできる「ウレタン塗装」のほうがいいのかもしれません。
「オイルフィニッシュ」は、最初の頃はツルツルした触り心地ですが、使い込むうちにだんだんとオイルが抜けてきます。
水には弱く、上でも述べたように輪じみができたりすることもあります。
しかし、何年か経った後に修復しやすいのはオイルフィニッシュです。
塗装が剥がしやすく、できてしまった凹みなども、ちょっとした凹みなら元に戻せます。
「UV塗装」は、鏡面仕上げと言われることもあります。
表面がツルツル、ピカピカしているのが特徴で、この3種類の中では、最も水拭きや汚れに強い塗装です。
とにかく手入れが簡単なので、子どもがいる家庭にはいいかも。
しかし、ガラステーブルのように表面に細かい傷がつきやすく、光の差し込み具合では傷が目立って見えるのが難点です。
塗装を剥がすのは困難なので、補修(修理)はあまり視野に入れないほうがよいです。
テーブルの「機能性」
折りたたみできるものや、大きさを変えられる機能がついたリビングテーブルもあります。大人数でご飯を食べることが多いなら、大きさを変えられるテーブルが便利ですし、子どもが小さいなら、使わない時はしまっておける折りたたみ式のものが便利です。
テーブルの「高さ」
リビングテーブルを選ぶ時、一番悩んでしまうのがテーブルの高さです。
高いものなら、550mm〜650mmくらいあります。
一方低いタイプのものなら、300mm〜400mmくらいが一般的です。
高いタイプと低いタイプの差、結構大きいと思いませんか?
床に座って食べることが多いのに、高いタイプのテーブルを買ってしまうと、かなり不自然な姿勢になりますよね。
反対に、ソファにしか座らないのに、テーブルが低すぎるのも快適とはいえません。
テーブルの高さを決める時は慎重に!